エコカップのエチケット
「グリーン」「エコ」「サステナブル」ー 考えること、行動することが大切だとわかっていながらも、いざ向き合うとなると気が遠くなることはありませんか?つい10年ほど前まで、このような考えを積極的に推進する人に対して「変わり者」という意識が向けられていてはなかったでしょうか。気候変動に対しての懸念がより一層強まる中で、エコに対して声を上げたり、行動していくことがよりナチュラルになってきました。SNS等を通して、サステナビリティに関するトピックは益々人々に浸透するようになってきました。そんな中、今更海水温が上がってきているかの統計や、ゴミ問題についての啓蒙メッセージなどを聞かされても退屈をしてしまうことでしょう。この度は、環境保全を遂行していく上でより有効で現実的な糸口はないかと考えてできた、特別なカップについてお話します。
まずは、一人ひとりの行動が与えるインパクトについてより意識的になる。そうすると、利便性を過度に追求していることに気付き、違和感を覚えるようになるでしょう。これが、大きな変化のきっかけとなると、私たちは考えています。日頃コーヒーをテイクアウトするときに使っている使い捨てカップをお気に入りのKeepCupに変えるだけで、大きなムーヴメントの一部になり、その「気分」が周りに優しく伝染していき、環境保全につながることでしょう。
KeepCupをはじめとするエコカップの使用は極めてシンプル。いくつかのエチケットを知っていれば、それだけでOKです。
- 日頃から入念にKeepCupを洗い、衛生的なカップを保ちましょう。
- KeepCupの蓋を外し、きれいで乾いた状態のカップを店員さんに渡しましょう。
行ったカフェが再利用カップを受け付けていない場合は、店内用マグカップに入れてもらって、自らのタイミングでエコカップに移しましょう。お店の共用部分を使う前後には、手洗い・消毒を忘れずに! - 新型コロナウイルスの影響で、感染拡大を懸念して多くのカフェで再利用カップの使用ができなくなってしまっている実情があります。しかし、この対策には勘違いが含まれていることが明らかにされています。「入念に洗われている再利用カップに感染リスクが多く、様々な工程を踏んで送られてきている使い捨てカップは無菌であるとは到底言えません。」肝心なのは、無駄な接触をなくすことです。蓋を取って渡すことによって、マイカップを利用する際に生じる店員さんとお客さんとの間の接触は、使い捨てカップ利用時と等しくなります。同じような工夫はエコバックなどでも試されています。
- エコカップを歓迎してくれるカフェを応援しましょう!
エコな生き方への転換を試みるとき、まわりに同じような価値観でサステナブルな選択をしている人がいると勇気が出るし、やりやすくなりますよね。マイカップを使う上でのハードルが低くなるだけでなく、他のサステナブルな考えを持ったカフェや団体等とつながる機会にもなりますし、そのような広がりによってエコの波紋が広がっていくはずです。小さな行動から、大きな変化の一部になりましょう!
The Takeaway
エコカップは、KeepCupの導入を筆頭に10年以上オーストラリアで人々の日常の中で愛されてきました。日本のコーヒー文化の中では、まだエコカップはあまり人口に膾炙しておらず、その使い方・エチケット等についても雲がかった部分が残っていました。本記事は、そんな不透明だった部分に光を照らし、環境を守るという大きなテーマを小さな行動からアプローチすることができるということをご紹介しました。朝の1分のルーティンから、世界にインパクトを与える大きな変化がはじまります。KeepCupを手に取り、世界を変える旅に出てみませんか?