Impact of reusing cups
この頃、忙しい大人や学生の間でコーヒーのテイクアウトはごく自然な生活の一部となっています。そんな何気ないナチュラルな瞬間が重なっていき、自然環境を刻々と壊してしまっているのは何とも皮肉な状態ですね。
このことを変えたいと思った人たちが、何度も再利用できる持ち運び用のマイコーヒーカップを開発するようになりました。そして、環境に対して意識的な人たちがその動きに共感を示すようになり、今では街でエコカップを見かけることが以前より多くなりました。数々のブランドが独自のスタイルで個性的なデザインのカップを展開していく中、一つ疑問が浮かび上がります。「エコカップを作るのに、どれほどの資源を使っているのだろう?」
その丈夫な見た目が語っている通り、エコカップを作るためにかかる自然環境への負担は、同じ個数の使い捨てカップのそれを遥かに上回ります。
「あれ、エコカップの方がエコじゃないの?」
そう思いたいところですが、同じ個数の製造にかかる資源だけで比べると、実は全然「エコじゃないカップ」なのです。もちろん、これはエコカップを使ってもいいことがないという意味ではありません。エコカップの長所は、何度も使い続けることができる点にあるということです。素材そのものだけを見るとたくさんの資源を使っているエコカップは、再利用されていく過程の中で「エコ」たる由縁を獲得していくのです。
エコカップは、何回使えば「エコ」になるんだろう?
カップによって異なりますが、平均的には60回使うとちょうど使い捨てカップを使うのと環境への負担が同じになると言われています。これに基づくと、平均的なエコカップは61回目の使用から「エコ」だということができます。
テイクアウトを毎日する熱心なコーヒーラヴァーでも、エコカップをエコな存在にするのに2ヶ月間かかるということですね。地球を一夜で救うのは難しいことがよくわかります。変化は、滴るドリップコーヒーのようにじっくり訪れるものなのかもしれません。
だからこそ私たちLess Plasticは、目に触れただけで思わずおっとりしてしまうようなカップを選ぶことが大切だと思うのです。一度手にしたら手放したくなくなるような、そんな愛着を持ってコーヒーの温度を感じてほしいと願っています。
そして、そのうちの選択肢のひとつにKeepCup(キープカップ)があれば、この上なく嬉しいです。ぜひ、こちらのサイトからその色彩豊かなラインナップをご確認ください。