The KeepCupのストーリー
捨てずにもう一度使おう。
あるカフェで生まれたシンプルなアイディアから始まりました。
ジェイミー&アビゲイル・フォーサイス家族がメルボルンでカフェビジネスを始めた1998年。使い捨てカップが街角に現れるようになった頃でもありました。こうしたカップは、多忙なビジネスライフを表す記号となり、カフェ文化が発展していく様子を象徴するものとなりました。
ビジネスが大きくなるにつれて、二人は消費される包装材の量に懸念を抱くようになりました。特に気になったのが、ポリエチレンが内張りされた使い捨てカップだったのです。このカップはリサイクルできませんでした。
2007年、既存の再利用可能カップを試用をしたものの失敗が続き、これをきっかけに、ジェイミーとアビゲイルは自らカップをデザインすることにしました。
有用性やサステナブルな生産体制、デザインの美しさが、人々の行動の変化を与え、便利な生活に対する考えに一石を投じることができるのか。二人は大きな賭けに出ました。
最初のKeepCupは、オーストラリア・メルボルンのコーヒー好きに向けて、2009年に小さなデザインマーケットで販売されました。そこから、カフェやコーヒーロースターたちのコミュニティに支えられ、リユースの文化は少しずつ広がっていきました。
現在、KeepCupは世界75カ国以上で使われ、毎日何百万もの使い捨てカップが廃棄されずに済んでいます。一人ひとりのアクションは、周りの人にインスピレーションを与え、「捨てる」から「繰り返し使う」へ、今までの習慣を変えるきっかけになっています。
私たちのゴールは、常に現状を変えるポジティブなキャンペーンを届けること。使い捨てカップの「解決策」として生まれたKeepCupですが、既存の製品カテゴリーに収まりきらない存在として、今も新しい価値を問いかけ続けています。
KeepCupを選んだ人たちは、そのデザインと使い心地に感動します。
愛着のあるカップを使い続けることで、環境に優しい前向きなライフスタイルが身についていきます。
KeepCupとの出会いをきっかけに、便利さだけを追い求める生活を見直し始める人が増えています。
かつては、KeepCupを持ち歩くことはまるで秘密のクラブの一員のようなものでした。より良い世界のために行動することへの共感を示しあう、特別な合図のような存在だったのです。
今では、環境への前向きな姿勢が広く受け入れられるようになりました。だからこそ、私たちは言葉と行動を通じて、サステナビリティについて考え続ける責任があると思います。
私たちは変化を生み出す人です。私たちの言葉や行動が、私たちの未来をつくっていきます。
一緒に歩んでいく、仲間の存在に感謝しています。ぜひ私たちと一緒に、この活動をより良い方向へと進めていきましょう。
"Many small acts make a phenomenal difference" - Abigail Forsyth, KeepCup Co-Founder & Managing Director