コロナ禍における
再利用カップの現実
コロナ禍に入って、多くのカフェがマイカップの使用を止め、使い捨てカップで再び飲み物を提供するようになってしまいました。
サステナビリティを考えてきたこれまで進歩が停滞してしまい、動いていた時計が急にとまってしまったような感覚です。お客さんの安全を第一に考えるのは大事です。しかし、イメージだけで使い捨てカップに戻ってしまうのはあまりにもったいない。そう思い、ここではマイカップについての情報をいくつか共有します。
こんな時期だからこそ、知っていてほしい情報です。
The Evidence
- 今年の7月、コロナ禍に世界中の119人の専門家が、公の場でのマイカップ利用が、正しく使われる限り衛生的に全く問題ないという声明を明文化しました。
- NGO「Greenpeace」はマイボトルやマイカップについて「入念に洗われている限り問題なく使うことができる。お客さんにマイカップ等の利用をより多く推進するために、卸売業者は「接触ゼロ」の製造・流通システムを導入するべきだ。」と意見しています。
- 接触による感染を防ごうというとき、使い捨てカップは解決策ではありません。製造、輸送、貯蔵と様々な工程で接触があり、ウイルスがつく可能性はいたる場面で存在します。
消費者として、あなたができること。
サステナブルな社会へと導くことは、難しいことじゃない。
- 毎朝コーヒーを飲むとき、ただ使い捨てカップをマイカップに変えるという簡単な一手間で、世界は変わります。KeepCupを使って、マイカップをニュー・ノーマルにすれば、環境に良いインパクトを与えられるし、コーヒーが10円安くなることもある。とても魅力的ですね。(マイカップのエチケットLink)
- スーパーで、マイバッグを使うと、プラスチックとの接触を防げて感染予防にもなるし、環境にも優しいです。
- 自分が与えられるインパクトに意識的になる。利便性を追求しすぎた社会から精神的な距離を置き、自分が大好きな人がたくさん住んでいるこの地球のために何ができるのかというところに立ち返れば、それが大きな変化へとつながっていきます。
カフェのオーナーであるあなたができること。
- マイカップや他再利用可能なカトラリー等をお店の中で使えるようにする、というシンプルな行動で未来は少しだけ明るくなります。環境にとって良いだけではなく、使い捨てカップの出費も減らすことができます。
- 予算に余裕があるならば、紙コップから堆肥化可能なリサイクルカップに変えましょう。
- マイカップ割りやマイカップを持ってきた人のためのポイントカード制度を検討してみましょう。お客さんが考え、主体的に行動するきっかけにもなれば、あなたのカフェのエコフレンドリーな消費に対するスタンスも表明することができます。
さらに詳しく知りたい方は、続きの記事をこちらからお読みください。「コロナ禍における再利用」