〈リターナブルカップ〉LIFESTYLE LAB TOYONOMA オフィス空間に広がるリユースの取り組み
2025年9月、豊洲に誕生したインキュベーション施設「LIFESTYLE LAB TOYONOMA」。Less Plasticチームは、コミュニティスペースおよび、会員専用オフィスエリアにKeepCupのリユースステーションを設置する依頼を受け、新しいライフスタイルを実証していく場として設計されたこの空間に、サステナブルな要素を取り入れる取り組みを行いました。
プロジェクトの始まり
このプロジェクトは、コクヨ&パートナーズ株式会社でサービス企画を担当されている鷲見幸代さんからのお問い合わせをきっかけに始まりました。
鷲見さんは、池袋の大通り沿いの歩道や公園をで開催される、まちなかマーケットイベント「IKEBUKURO LIVING LOOP」に行かれた際、私たちが行っているリターナブルカップの取り組みを通じてKeepCupを知ってくださったそうです。
私たちにご相談をいただいたのは、コクヨ&パートナーズ株式会社が企画・運営を行う新しいインキュベーション施設「LIFESTYLE LAB TOYONOMA」の設計初期段階でした。この空間は、大企業からスタートアップ、大人から子どもまで、誰もが気軽に利用できる「都市のリビングルーム」のような場所として構想されており、仕事・学び・コミュニティ活動・日常生活を支える多様な機能を備えています。
オフィス環境にリターナブルカップのシステムを導入するのは、私たちにとって初めての試みでした。 KeepCupがこの空間にどのように貢献できるのかを思い描きながら、大きな期待を胸にプロジェクトがスタートしました。
日常にあるサステナビリティ
プロジェクトの初期段階から、鷲見さんには明確なビジョンがありました。
「新設するこの施設では、使い捨てカップではなくリユースカップで飲み物を提供したい。カップが空間をより魅力的に見せ、楽しく使えるものであり、そしてサステナブルであること。」
これまでワークプレイスの企画・運営に携わってこられた鷲見さんは、空間を単なる設備としてではなく、人が過ごす時間や体験を含めてデザインすることを大切にされてきました。
使い捨てカップではなく、KeepCupで美味しいコーヒーを飲みながら一日を始める。その小さな体験が、日々の暮らし方や意識をやさしく変えていく力を持っていると、私たちは信じています。
設計段階から始まったリユースの仕組みづくり
私たちがプロジェクトに関わり始めたのは、LIFESTYLE LAB TOYONOMAの設計段階でした。設計の初期段階からプロジェクトに関わるのは私たちにとって初めての経験であり、オフィス環境でのリターナブルシステムの開発もまた初の試みでした。
まだインテリアが完成していない空間の中で、リユースステーションをどのように設置するかを思い描くのは、簡単なことではありませんでした。そんな中、鷲見さんより、コクヨ株式会社が運営する渋谷のコワーキングスペース「Creative Lounge MOV」で、現場スタッフの方々の主導により、サステナブルな取り組みとしてリユースカップの設置・運用が行われていることを伺いました。
実際に見学の機会をいただき、運営スタッフの方からお話を伺いながら、TOYONOMAチームと密に連携し、具体的な運用の姿を思い描きつつ、最適なステーションの形を検討していきました。
私たちの目標は、単に使い捨てカップを置き換えることではありませんでした。空間に自然に溶け込みながら、KeepCupだからこそ、コーヒーを淹れる時間そのものが楽しく心地よい体験になるようなステーションをつくることでした。
2025年9月のオープンに向け、ステーションは2か所に設置されることになりました。ひとつは「HIBINOMA」のキッチンスペース、もうひとつは月額会員専用エリア 「MEMBER OFFICE」のカフェコーナーです。
「HIBINOMA」は、働く人だけでなく地域住民や家族、学生など、誰もが利用できるコミュニティスペースです。コミュニケーションの起点となるカフェコーナーというコンセプトに合わせ、ステーションは横に長い形状とし、KeepCupを手に取りコーヒーを淹れる人が並んで利用できるようにしました。また、誰でも直感的に利用できるよう、シンプルな配置とわかりやすいサイン、返却エリアを備えたリターナブルシステムを設計しました。
もう一つの「MEMBER OFFICE」は、会員専用のプライベートオフィスが集まるエリアです。ここには、ワンランク上の木製台座を設けたリユースステーションを設置し、KeepCupのカフェカルチャーのルーツに合わせて、オーストラリアデザインのライフスタイルプロダクトもあわせて紹介しました。
リユースの旅を続けていく
この取り組みは、TOYONOMAチームの方々との前向きな協働によって実現しました。KeepCupのリユースステーションは、環境への取り組みであると同時に、この空間の価値観を象徴する存在でもあると私たちは考えています。LIFESTYLE LAB TOYONOMAが発展していく中で、このリターナブルプロジェクトがどのように広がり、日常の風景として根づいていくのか、私たちも楽しみにしています。
Less Plasticはこれからも、空間デザイン・ブランド・サステナビリティをつなぐリユースソリューションの開発を続けていきます。Returnableサービスの詳細はこちらからご覧いただけます。